松山市議会議員 上田さだひと(うえだ貞人)公式サイト Ueda Sadahiro Official Site

質問テーマ4 久万高原町の松山衛生事務組合への加入について

2021年7月に、松山衛生エコセンターの落成式が開かれ、私も、組合議会議員として出席し、見学をしてまいりました。新施設では、下水道との連携により、処理設備を効率的に  運用し、環境負荷を、低減していました。
また、汚水からリンを回収して、資源化する設備や、汚泥を、助燃剤化する設備などを導入していて、し尿・浄化槽汚泥の、衛生的な処理だけでなく、リサイクルも行っています。加えて、非常用自家発電設備の導入や、浸水被害を想定した施設の設計など、災害対策にも万全を期していました。
さらに、施設の周辺環境にも配慮し、古い設備を撤去した跡地に、カモメ科の渡り鳥で、絶滅危惧2類に指定されているコアジサシの繁殖地も整備しています。
ニオイ対策として、高速シャッターや脱臭設備が導入されていて、実際に、落成式に出席されていた地元の方からは、「施設からは全くニオイがしない、すごいなあ」という声があがるほど、素晴らしい施設となっていました。さて、松山衛生エコセンターは、松山衛生事務組合が運営しています。本議会に、規約変更の議案が提案されていますので、本市、東温市及び砥部町で構成する松山衛生事務組合に新たに、久万高原町が加入することについて、2つの質問をいたしました。

質問(1)久万高原町が加入することになった経緯について

A:今年度、久万高原町からの松山衛生事務組合に対する、加入の申し入れを受け、し尿を運搬することを考慮し、運搬車両の事故対応のほか、悪臭や安全対策として、住宅地を通らない運搬ルートや、車両数を減らすための検討、そして、エコセンター周辺地域の理解を得ることを求めました。これまで、関係者間で協議を重ねた結果、事故時に松山市内のし尿収集業者が、迅速に代行する体制を整えるほか、国道を主要な運搬ルートにすることや、久万高原町内で、大型車両に積みかえて、車両数を減らすことなどを盛り込んだ、運搬計画が示されました。また、事務組合が、地元への説明も行い、調整がついたため、新年度からの加入に向け、規約変更の議案を提出しました。

質問(2)負担割合の見直しに対する評価について

A:本市では、各構成団体の負担割合について、より実態に即したものとなるよう、事務組合に要望しました。今回の見直しでは、これまでの人口規模に加え、機械で正確に計量した投入量を反映する実績割と、施設の運営にあたる人件費の一部を、構成市町で均等に負担する均等割が導入されましたので、より適正な費用負担になったものと考えています。

※返答を青文字にしています。

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